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シリーズ「この人に聞く」第6弾は、ソフアック株式会社渡邉様からのご紹介にて
日本ユニシス・ラーニング株式会社 
HRD価値提供事業部 人材モデル共通研修グ
ループ 
土屋 昭人様へのインタビューです。


児玉:土屋様は、現在どのような業務に関わっていらっしゃるのですか?
土屋:現在は、日本ユニシスグループの社員研修で、基本となるスキルを身につけて
   もらうための研修を企画・実施しています。
児玉:人材モデル共通研修とは具体的にどのような内容ですか?
土屋:人材モデルとは、日本ユニシスグループとして必要となる人材像をモデルとし
   て定め、期待される役割と必要なスキルや知識を定義したものです。そのスキ
   ルや知識を開発するためには研修が必要となるわけですが、研修には大きくそ
   のモデルに必要な専門技術を身につけてもらうための専門研修と、どの人材モ
   デルにも共通して必要となるスキルや知識をつけてもらう研修があります。
   
例えばヒューマンスキル等がそうです。
   
スキルや能力の開発では、本人が自ら学ぼうとする主体性がとても大切だと考
   えています。そのために、自分の将来の成長のマイルストーンを考えていただ
   く研修等も考えています。
児玉:今まで現場でいろいろな教育を経験されているとの事ですが、今までの経験上
   もっとも印象深かったことはどんなことだったでしょうか?
土屋:そうですね。かれこれ10年以上前になりますが、日本ユニシスのお客様のIT
   部門の管理職(年齢にすると30歳半ば〜40歳代対象)を対象とした“海外
   研修”の企画・実施だったかと思います。
児玉:ぜひ、どのような内容だったのか教えてください。
土屋:お客様企業から参加者を募り、約3週間、アメリカの大学や企業を訪問して研
   修を受けるというものです。大学や企業での研修の他にも、2〜3人でアメリ
   カ人の家庭を訪問していただいたり、メジャーリーグの見学や、週末にはゴル
   フを楽しんでもらうなど、アメリカを肌で感じていただく工夫も含まれていま
   した。
   毎年1回実行していたのですが、プログラムの企画は、実施の1年前から始ま
   り、参加者が決まると国内での事前研修、海外研修、そして帰国後の研修をし
   ました。
事前研修は、海外での研修を実りあるものにするための準備であり、
   訪問先や、イベントの紹介、大学でのケーススタディーの事前学習などが中心
   
です。また、海外での長い共同生活になりますので参加者同士の親睦を図って
   おくことも重要な要素でした。
   大学での研修は、カーネギーメロン大学のビジネススクールとコンピュータサ
   イエンス学部にお願いしました。カーネギーメロン大学はソフトウェア工学や
   ロボット工学で大変有名な大学です。
   
10年以上前といえば、アメリカでは既にeビジネスが始まっていましたが日本
   では未だ普及には至っていなかったこともあり、アメリカではITがどのように
   経営に生かされているか、どのようなITを使ってベンチャーが起こっているか
   などが関心の中心でした。
   ベンチャー企業の経営者を招いての講義やケーススタディーは刺激的なもので
   
した。例えば、アメリカには中小の鉄鋼卸会社がたくさんありましたが、鉄鋼
   の製造には時間がかかりますので卸会社同士がインターネットで相互に在庫を
   融通しあうシステムを立ち上げたベンチャーの事例や、製造業者の資材購入価
   格の低減を図るためにインターネットによる入札サービスを提供し、低減でき
   た金額の一定率をサービス料として受け取るという事例などは印象深いもので
   した。この企業は、当時日本への進出も考えたいということで経営陣が何名も
   参加し、コメントを求められました。こうした企業の経営者とビジネスのコン
   セプト、経営目標、失敗談等を直接質疑できるといった取組は大変貴重な経験
   だったと思います。
   
企業訪問は、年により様々でしたが、Dan&Bladstreet(企業情
   報会社)、Bank of Americaや、ITベンチャーなども訪問しま
   した。
西海岸では、カーネギーメロン大学の分校がNASAにあり、そこを訪
   問したこともあります。
   今でこそ、既に聞きなれてしまった「楽天」「yahoo」のショッピングサ
   イトは誰にも知られた当たり前のモデルですが、当時のamazonなどはま
   だまだ斬新な事例だったように思います。
   また、アメリカという風土のちがった土地で、観光旅行ではできないアメリカ
   人の生活を肌で感じてもらうために、夕方より2〜3人ずつに分かれて、別々
   の家庭を訪問し、夕食をご馳走になる体験をしていただきました。研修では通
   訳が付きますが、家庭訪問は自分たちだけです。皆さん緊張もし、慣れない英
   語で大変な思いもあったようですが、アメリカ人の親切さやカルチャーの違い
   等、思い出深い経験になったようです。こうした試みは、現地のボランティア
   組織が行っています。立場を変えて、自分の家で外国人を招くことを考えると
  (家の広さを無視しても)なかなかできそうにない、と多くの参加者が言ってい
   
ました。これもアメリカ人の心の広さのような気がします。
児玉:3週間というと企業研修旅行というよりは、『滞在する』といったほうがいい
   ですね。
このようなカリキュラムは今も継続されているのでしょうか?
土屋:残念ながら、9.11の翌年を最後にこのカリキュラムは終了しました。理由
   としては、1人の研修参加費用が150万近かったこともあった上、日本経済
   が低迷を続けていた時期でもあり社員一人の教育にそこまでの金額を投資する
   企業が少なくなったためです。
児玉:確かに3週間滞在するというとそのくらいの費用が必要になりますね。
   この企画で参加者にはどのような効果があったと実感されましたか?
土屋:そうですね。今では、学生の卒業旅行で簡単に海外にいってしまえる時代にな
   りましたし、インターネットに接続すれば、かなりの情報を簡単に入手するこ
   とができるため、実際に現地に行かなくてもさも、行ったような仮想体験が容
   易になりました。しかしながら、実際の体験で得るものは、計り知れないもの
   があります。私は、この企画に参加いただいた方は知識として得られたものも
   当然ありますが、より価値のあったものは次の3点ではないかと感じています
   

   @視野が広がった、
   A実体験に基づき多くの良い刺激を受けた
   Bメンバー同士の連帯感が生まれた

   今はまた、「人の時代」といわれ始めています。やはり、仮想体験や聞き伝え
   ではなく、実際に本人ができる限り、いろんなことを体感することこそ、本来
   の「人教育」なのではないか?と思います。今の社会は、体験できる機会がど
   んどん少なくなってきているように思います。企業の体力には確かに限界があ
   りますが、会社が社員一人にかける教育費用は今だからこそ、また必要なので
   はないか?と思います。
児玉:最後になりますが、この研修5年間を通して、土屋さんに一番印象に残ってい
   
ることは何でしょうか?
土屋:それは、忘れもしない「9.11」です。ワールドトレードセンターがテロ攻
   撃されたあのときに私は、ビッツバーク/ペンシルベニア州にいました。
   米国内の空はすべて封鎖された状態でしたので、日本に何時帰国できるか?
   その間の滞在はどうしたらよいか? 毎日状況を見て様々な対策をしたことを
   忘れません。本来なら、最後に西海岸へ移動してサンフランシスコから帰国の
   予定だったのですが何時飛べるかも計画ができる状態ではなかったので、サン
   フランシスコ行きをキャンセルし、ピッツバークからバスをチャーターして丸
   1日かけてフィラデルフィアへ移動し、帰国便が再開されるのを待ちました。
   3日程でようやくワシントンDCからの帰国便の予約ができ、朝の暗いうちから
   
再度バスで4時間程かけてワシントンDCまでたどり着きました。空港はフライト
   
待ちのお客でごった返しており、満席になると乗れなかったお客はまたホテル
   へ戻って次のフライトまで待機という日が続いていましたので、我々も、飛行
   機に乗るまで、本当に今日帰れるのかどうか不安でした。幸運なことに全員が
   乗ることができたときは本当にホットしました。
児玉:あの時に米国にいらしたんですね。 日本にいても衝撃的な報道でしたので米
   国内では大変な騒ぎだったのではないですか?
土屋:確かにテレビでは朝から晩までひっきりなしに報道していましたが、私たちに
   も危険が及ぶというような緊張感とはまた違っていたように記憶しています。
児玉:現在また、“企業は「人」の時代”というテーマをよく雑誌やテレビでも見聞
   きすることが多くなったように思いますが、土屋様の「人を育てる」という経
   験から何が一番大切だとお考えでしょうか?
土屋:やはり、『実体験に基づく本人の気づきがその人の価値観や枠にとらわれない
   もっと大きな視野で物事を的確に判断する力を養っていく』ことにつながる
   のではないか? と考えます。
   同じ日常生活でも環境が変われば同じことではなくなるわけですから・・・。
   このような観点から考えると、「人を育てるには、やはりできるだけ多くの経
   験を本人が自分自身で体感してもらい、自分自身が自ら感じて、気づいて習得
   
していく」ということがもっとも大切なことだと感じています。
児玉:そうですね。自らというところがキーワードなのかもしれませんね。
   気づくことで興味がわき、興味から更なる習得への意欲・習得した感動・新し
   いひらめきが生まれてくることにつながるように思います。
   本日は、大変楽しいお話を伺うことができました。ありがとうございました。

インタビュー日時:2008/5/23

インタビュアー :児玉美佳子

  

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HRD価値提供事業部 
人材モデル共通研修グループ 土屋 昭人様

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