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1 売上向上とコスト削減
1.1 サービスの徹底
最近のゴルフ場経営は至難の業と見られているが、実際大変な状況となっているようである。
まずは、お客様のチェックインから始まり、そしてスタート手配、前半のプレイが終わってのくつろぎの昼食タイム、そして後半のプレイを行い家路に着く。この中で顧客は常に自分のプレイに熱中し同時にゴルフコースメンテナンスやスタッフの対応に感心する。そして翌日からいろいろな場面で自身の自慢とゴルフ場に対する勝手な評価を行なう。これはゴルフコースとは全く異なる所で繰り広げられるが結果はゴルフ場経営に直接に跳ね返ってくる。
常にお客様が楽しめるゴルフ場であり、また再度挑戦したいコースで有り続けなければならない。このことを良く理解して、経営の側面から経費と顧客満足度に相対する両面を意識して推進することがゴルフ場として生き残る唯一の方法であり、実践することを心がけている。
当コースに関しての全ての経営責任を持つ藤井伸忠氏(松山シーサイドカントリークラブ 西部観光株式会社 取締役総務部長)にPDAによるレストランオーダーシステムに取り組む目的と効果をご説明頂いた。
いろいろなオペレーションの中で常に最大の経費節減を実践すると同時に、顧客満足度をあげることに集中することが藤井氏の持論である。この中でゴルフ場レストラン内での顧客の満足度向上と経費対策に直面した。今までのハンディ端末はレストランでの従業員の効率化は達成したものの機種は故障と陳腐化に悩まされる実情に労した。その度にメーカーが変わりハンディ端末の総入れ替えの必要を説明され、都度専門のメーカー技術者に対し修理コストを支払い対応を行ないレストラン担当の業務の効率化を考え顧客満足度を低下させない為の対応を怠らなかった。
しかしながら、結果としてその保守や切り替えのためのコストは大変高価な代償となっていることに気づいた。そこでレストランオーダーの処理ソフトウェアを持ち歩くハンディ端末から独立させる必要性とオーダーのリアルタイム連動を前提とし、コストは従来の3分の1以下に抑えられる方法を追求した。結果として、適用したのはPDAによるリアルタイムデータ登録更新処理であった。
1.2 PDAによる対応
最初に手を取っての感触は、ハンディ端末に比べ画面が小さくタッチするボタンが極端に少なく省エネ感覚そのもので、ボタンは全て画面上に表示され、タッチ式で次々にガイドメニューが表示される。最初は物足りなさを感じさせる画面に、慣れるまでの問題はあったもののスタッフは使い慣れることにより直ぐにPDAの機能性に満足した。スタッフの動きもコンパクトなPDAを持ち歩く姿は非常にスマートに見えた。
1.3 コストは1/4以下
コスト面から見ると通常のハンディ端末に比べて4分の1以下の費用で準備できる。そして後にメーカ機種を替えても業務アプリケーションは全く変更を行なわず新機種で対応可能となる。ここれもアプリケーションコスト、保守対応時間やテスト時間をいっさい考える必要は無い。そのままの機種変更で対応が可能となる。仕組みはPDAに標準搭載されているWebブラウザが全てのオーだアプリケーションに対して画面処理を行なう為である。顧客の注文状況に関してはレストランに出向くことなく事務所にいて即座に売れ筋商品やレストランの状況が把握できる。季節によるメニューの入れ替えはサーバの商品マスターを変更するだけで、全てのPDAが設定変更も無く新メニューに自動的に切り替わる。
1.4 PDA全面採用
PDA導入時もテストでは正常稼働したが、本番利用に向けての準備ではいろいろな苦労があった。PDAは無線LANと組み合わせてその校かを一層発揮させるために、無線LANカードを差しこみ利用したが、最初は接続が上手くいかない問題に直面した。これは厨房にある業務用大型冷蔵庫等が無線LANの電波を妨害しているためPDAが利用できないなどPDA本体そのものより周囲の環境に翻弄された。結果として現在ではLANの特性や無線電波の効率性なども理解でき、これらの問題は発生することなく快適に利用されている。
2 現状評価
2.1 現状評価
ハンディ端末を置き換えてこの1年間PDAによる運用を行なってきた評価は以下の通りである。
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1.
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サーバへの直接取込が可能
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PDAにデータが蓄積されないため、いつでもPDA本体は交換可能となる。
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2.
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アプリケーションはサーバ対応
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プログラム修正はサーバ箇所で行なうためPDA本体には全く影響なくデータ変更作業が可能となる。
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3.
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コストは非常に安価
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ハンディ端末のコストに比較して予備のPDAを準備してもコストは圧倒的に低く抑えることが可能となる。
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2.2 PDAの課題
現状使用しているPDAはビジネスマンの方々が持ち歩くPDAそのものを利用しているため、業務利用に向けた強度が無く、ぶつけたり落としたりと言う事故に弱いように感じる。
また無線LANとの最初の接続に時間がかかる。通常のオフィス形式の利用では問題とはならないとされているが業務適用においては、お客様が混んで来た時の対応時に特別に遅く感じる。耐久性とスピード向上を今後期待すると同時に、メーカの方にはこの2点の強化を要望する。そしていち早くこれらを改善したメーカ機種を時期の適用機種として選定するつもりでいる。現在すでにメーカに依存しない環境で業務が稼働しているので常に最速機種を選定することが可能となる。
PDAの利点は無線LANと連携することにより携帯端末としての可能性がいろいろと見えてくる。
当カントリークラブにおいても今後は在庫棚卸の即時入力からフロント係、お出迎え担当者がその場でPDAから顧客情報を参照することにより、不可能だったお客様に対するきめ細かい対応が初めて可能となる。PDAは今度自分の携帯端末となることによりスタッフ全員の活動も効率が確実に向上すると信じている。
今後はいろいろな側面でPDAの活用を促進したいと思っている。これが同時にお客様の満足度が向上するための一助となることだと確信している。
2.3最後に
当ゴルフ場はPDAの他にもいろいろな面でコンピュータ化を推進しています。その中でご紹介したいのはGPSナビ機能です。これはプレイヤーの飛距離を自分の専用カートで生活に計測できる日本でも数少ないカートをプレイヤーにご利用頂いています。これは飛距離だけでなくグリーンまでの距離とグリーン上のピンの位置まで正確に表示してプレイヤーにベストなキャディとなっています。あなたも是非とも瀬戸内海に向かってベストドライブを飛ばしてみませんか?
四国でも瀬戸内海を一望できる優美な風景が見られるゴルフ場で実力を試して頂きましょう。一度プレイした方は必ず次回も戦略性に富んだゴルフコースです。ナイスショットと絶叫でのプレイと松山ならではの食事を楽しんでください。PDAの活躍も必見です。
では、ご来場をお待ちしております。
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